ベイエリアAI勉強会 第2回 開催レポート
@rika· 2026年7月7日(火)
2026年6月24日(水)、Santa ClaraのNiterra North America, Inc.にて、「ベイエリアAI勉強会 第2回:AIで作る・つなぐ・自動化する」を開催しました。
今回は「AIによる情報収集・業務自動化・ワークフロー構築」をテーマに、実際にAIを使って作ったものや、日々の仕事・生活での活用事例を共有しました。当日は、AIを使い始めたばかりの方から、日常的にAIエージェントを活用している方まで、幅広い参加者が集まりました。
塩見さんからは、Claude Codeを使って受信メールを自動で処理し、毎日決まった時間に整理してSlackへ送るシステムをご紹介いただきました。迷惑メールなどを事前に除外し、夜には重要なメールを一覧にまとめ、朝にはその日の予定を整理してくれる仕組みです。情報収集やSNSへの投稿文作成などにも活用しているとのことで、AIを日常業務の中に自然に組み込んでいる点が印象的でした。また、小型コンピュータを使ってPCを立ち上げなくても常時稼働させている点も興味深く、非エンジニアでもこのような仕組みを作れることに驚かされました。
磯村さんからは、Microsoft 365 Copilotを使ったさまざまな業務効率化の事例をご紹介いただきました。Wordでの文書作成、PowerPointへの情報の抽出、表の作成、Outlookメールの要約、さらには外部機器の操作やマニュアルの内容を理解して回答するAgentic AIなど、幅広い活用方法が紹介されました。Microsoft製品を日常的に使う環境でも、工夫次第で多くの作業を効率化できることが分かり、「Copilotを実際に使ってみたい」と感じる内容でした。
松嶌さんからは、子ども向けの英語読み聞かせ絵本システムをご紹介いただきました。絵本に専用の識別用ステッカーを貼り、それをペン型のデバイスでなぞると、ネイティブの英語で読み聞かせができる仕組みです。システム自体をAIを活用して制作しただけでなく、AIとの対話や開発の過程をログとして保存し、試行錯誤を重ねながら機能を発展させていった点も非常に興味深い内容でした。
藤川さんからは、Claude Code、Codex、Gemini、Cursorなど、複数のLLMエージェントや開発ツール同士を直接やり取りさせる自作ソフトをご紹介いただきました。役割ごとに得意なエージェントを割り当てたり、監督役と作業役を分けたりすることで、複雑なタスクを複数のAIがチームのように協力して進めることができます。SNS上でも大きな反響があり、多くの方に利用されているとのことで、複数のAIが連携して作業する未来を感じる発表でした。
どの発表も、単なるアイデアの紹介ではなく、実際に動いているものや、日常的に使われているもの、そして開発時の試行錯誤が見える内容だったことが印象的でした。AIを単に質問に答えるツールとして使うのではなく、業務を継続的に支える仕組みとして動かしたり、複数のエージェントを連携させたり、AIとの対話を重ねながらプロダクトを作り込んだりと、それぞれ異なる活用方法を見ることができました。
後半のネットワーキング・質問タイムでは、発表内容に関する質問に加え、参加者それぞれのAI活用についても活発な情報交換が行われました。発表者の皆さんがAIエージェントを実践的に活用している様子に刺激を受けた方も多く、仕事の中でどのようにエージェントを活用しているのかについて、具体的な質問や意見交換が続きました。
サンフランシスコから足を運んでくださった方、AIを自律的に動かしながらゲーム制作に取り組んでいる方、AIを活用した3Dモデリングやアセット制作に取り組んでいる方など、さまざまなバックグラウンドを持つ方々にもご参加いただきました。
今回は、「ほかの人がどのようにAIを使っているのか知りたい」「自分も何か作ってみたい」「業務の中でどのように活用できるか考えたい」といった参加者同士が、発表をきっかけに具体的な経験やアイデアを共有できる場になりました。
ベイエリアAI勉強会は、講義を聞くだけではなく、参加者同士がAIの使い方や工夫を見せ合いながら、一緒に学ぶコミュニティです。完成したプロダクトだけでなく、制作途中のもの、うまくいかなかったこと、最近試していることなども歓迎しています。
今後の勉強会でも、発表してくださる方を引き続き募集しています。完成された発表でなくても、「最近AIで試してみたこと」「業務で少し便利になったこと」「うまくいかなかったけれど学びがあったこと」など、気軽な共有を歓迎しています。AIの活用方法は人それぞれだからこそ、参加者同士で見せ合い、話し合うことで新しい気づきが生まれる場にしていければと思います。
次回は、コーディングをしない方にもより参加しやすい形で、ChatGPT / Claude / Gemini などを使った実践的なライブデモ形式の回を予定しています。「これなら自分でも使えそう」と感じられるような、仕事や日常に近いAI活用例を扱っていく予定です。
ご参加いただいた皆さま、発表してくださった皆さま、会場をご提供くださったNiterra North America, Inc.の皆さま、ありがとうございました。
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